発言者: 崇城大学S.Y.
発言日: 2003 01/03 20:21
> 国語辞典では、「頼る」は自動詞となっていますし、
> 「薬に頼る」「地図に頼る」は自動詞だと思うのですが、
> 「(人)を/に 頼る」、たとえば「親戚を頼って日本へ来た」
> 「試験のとき、友達に頼る」という場合、受身形にもなるし、
> 他動詞のように思えます。
>
> みなさんのお考えはいかがですか。
>
国語辞典と有りますが、すべての国語辞典ということでしょうか。私が5年4ヶ月前に「頼る」を調べた時の結果は次のとおりです(括弧内は初版の出版年)。
自動詞とするもの
角川国語辞典(1969)学研国語大辞典(1978)広辞苑(1991)旺文社国語辞典(1992)新選国語辞典(1994)
他動詞とするもの
角川最新国語辞典(1987)福武国語辞典(1989)三省堂国語辞典(1992)三省堂現代国語辞典(1992)学研国語大辞典第2版(1992)集英社国語辞典(1993)岩波国語辞典(1994)
自動詞・他動詞とするもの
学研現代新国語辞典(1994)
最後の辞書では自動詞の例に「親の財力に頼る」、他動詞の例に「親戚を頼って上京する」を挙げています。他の辞書では、自動詞としながら「を頼る」の例を出したり、他動詞としながら「に頼る」の例を出したりと、混乱しています。学研国語大辞典では「を頼る」「に頼る」両方の例を出し、例文も同一ながら、初版の(自)を2版では(他)に変えています。
因みに類義語の「依頼する」は角川・角川最新・旺文社・新選・福武・三省堂・三省堂現代が他動詞、学研国語大(両版共)・集英社・岩波・学研現代新が自動詞・他動詞としています。
受身になる(できる)から他動詞だというわけではありません。「親戚を頼って日本へ来た」はともかく、 「試験のとき、友達に頼る」に関しては、「友達は僕に頼られる」が言えても、元が「(僕は)友達に頼る」であれば、「友達は僕に頼られる」はいわゆる「迷惑の受身」で処理できますから自動詞でいいと思います。
▼関連発言
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├◆3402:Re:「(人)を頼る」の「頼る」は自動詞か。 崇城大学S.Y. 01/03
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