早速のご指摘、ありがとうございます。
> 「行かないわけにはいかない」だと「簡単に行かない道理でない」ということになるのでしょうか。しかし
>
> 「簡単に行かない道理でない」
>
> というのは、わたしには きいても よく わからない日本語です。なにか やさしいものを かえって むずかしく説明されたような気もちになるんですが。。
岩波の国語辞典を参考に意味を説明しただけでした。
確かにこう言うとよけいに難しくなりますね。
だからこそ日常では「行かないわけにはいかない」という表現が使われているのでしょう。
> 「わけ」が「道理」という意味だというのは なんとなく わかります。
岩波の国語辞典によれば「わけ」は「道理」という意味になっています。
>
> 「行かない(とする)道理は とおらない」
>
> だったら、にたような意味に理解できます。でも、そもそも「行かないわけにはいかない」とはいっても「* 行かない道理にはいかない」とは いわないのだから、「わけ」と「道理」とは なにかが ちがうんですよね。こういうときには「わけ」だけと「道理」だけとを無理に むすびつけずに、
>
> 「わけにはいかない」は「道理が とおらない」という意味だよ
>
> みたいな説明で あいまいに すませておくほうが 問題が すくないんじゃないかなあと おもいます。これなら いいかえが ききそうだし。まあ これでも( )にいれた「とする」のところをちょっと ごまかしてはいますが、連体修飾で「という」とか「とする」が はずしてもよくなるということは まま ありますから、ゆるしてもらえるんじゃないかと おもいます。
「道理が とおらない」とすれば、そうしないことははっきり否定されるように感じられますね。
この説明はあいまいではなくて、むしろはっきりしたものだと思います。
話し手は世の中の道理として、そうしないことは通用しないと感じたときに、「ないわけにはいかない」と言いますね。
ここには客観的な判断が伴っています。
これらに従えば、「ないわけにはいかない」は辞書的な説明の「簡単に〜ない道理でない」ではなくて、「〜ないという道理は通用しない」という説明が可能ですね。
>
> > また、「いかない」は動詞「いく」の否定で不可能また禁止を
> > 意味します。(例「そううまくはいかないものだ」)
> >
> > 従って『ないわけにはいかない』は「〜ないという道理は不可能だ」
> > という意味になるでしょう。
>
> 「そううまくはいかない」が不可能を意味するのは「うまく」が ついているからで、「そううまくはいかない」が禁止の機能をもつのは「ものだ」が ついているからではありませんか。「そうはいかない」だけなら、ただの否定だと おもいますが。(「めったに そうはいかないよ」ということは「たまには そうなるかもしれない」という意味も ふくんでいますよね。)
>
> それに、「ないわけにはいかない」の「ないわけ」の あとにある「に」は どこにいってしまったのでしょうか。「に」をけさないと、おなじものを比較していることに ならないと おもうんですけど。
おっしゃる通りです。
構文として不適切なのは承知の上で、あえて「いかない」の意味から考えて比較してみました。
従って、この意味は成立しないことが証明されたと思います。
> > いずれにせよ、『ないわけにはいかない』は「「〜ないという道理は
> > ない」「〜するのが道理だ」ということを表します。
>
> それなら、はじめから それだけをいったほうが シンプルで よかったのでは。
>
> つまり、
>
> 「〜ないわけにはいかない」は全体として
> 「〜ないという道理はない」
> 「〜するのが道理だ」
>
> という意味なんですよね。おそらく それは、「わけにはいかない」が「道理が とおらない」という意味だからなのでしょう。
>
>
> > 一方、「いけない」は不適切の意味ですね。(例「けんかをしては
> > いけないよ」)
> >
> > 従って『ないわけにはいけない』は「〜ないという道理は不適切だ」
> > という意味になりそうです。
>
> たしかに「〜テは いけない」は不適切の意味ですが、だからといって「〜には いけない」が不適切の意味だと かんがえるのは 不適切なのではありませんか。
>
> 「に」は どこにいってしまったのでしょうか。
>
>
> > でも、これでは「〜するのが道理だ」という意味を表すことは
> > できないでしょう。
>
> ええ。不適切な推論で適切な結果が えられなかったということは、適切なことです。
>
> ときには、不適切な推論で結果だけは適切なことが ありますが、それに くらべれば 無害でしょう。
>
>
> > また、「いけない」は可能動詞「いける」の否定です。
> > (例「うまくやっていけない」)
> >
> > 従って、『ないわけにはいけない』は「ないという道理は
> > 実行できない」という意味になりそうです。
>
> 「には」は どこにいってしまったのでしょうか。
>
> 「には」が あるので、わたしには 「そんな意味に なりそうだ」という実感が わきません。
おっしゃる通りです。
これも、構文として不適切なのは承知の上で、あえて「いかない」の意味から考えて比較してみました。
従って、この意味は成立しないことが証明されたと思います。
>
> > でも、これでは「〜するのが道理だ」という意味にはなりませんね。
>
> まあ、たしかに結論は そうなるんですけど、「〜ないわけにはいかない」を「〜ないわけにはいけない」と まちがえて おぼえてしまって、そっちのほうが ただしいと おもいこんでいる学習者は、もしかしたら「に」や「には」が ついていることによって そんな意味に なっちゃうのかなと かってに合理化して解釈してしまうかもしれません。
>
>
> > 以上から、私は『ないわけにはいけない』は使えないと思います。
> >
> > この考察はいかがでしょうか。
>
> わたしは、最初に「〜ないわけにはいかない」が ただしいと きちんと おしえれば、その 最後の「いかない」を わざわざ可能形に しようと おもう 学習者は いないだろうと おもいます。だから、単に「〜ないわけにはいかない」が あっているんだよと おしえれば、それで 納得してもらえると おもうのですが、いかがでしょうか。
私もそう思います。
そして「〜ないわけにはいけない」を使った場合、それを誤用だというべきでしょうね。
> たしかに「〜ないわけにはいかない」は「〜ないことは不可能だ」というようにも いいかえられることがあるし、実際「〜ないという選択は できない」という意味なのだから、そのなかにある「不可能」とか「できない」という意味に ひきずられて可能形にしたほうが よさそうだと おもう学習者が でてくるのでしょう。そういう学習者には、リクツのうえでは
>
> 「わけ」+「に」+「いく」+「ない」=「できない」
> *ただし「ない」ぬきには つかえない
>
> みたいな あわせわざなんだと 説明してやることで理解をえられると おもいます。あえてリクツをとおして分析するのなら、このときの「わけにはいかない」のなかにある「いく」は 「よのなかの ものごとが ある道理のほうへ うごいていく」という意味で、「いかない」は 意志的な選択ではなく「いくことはない」という観察的な態度で みたときの結論的な事実をのべているのでしょう。
kkさんの質問では、「いかない」が主観、「いけない」が客観というように読み取れました。
これは「いかない」と「いけない」の違いだけで感じたことだと思います。
これは日本語学習者にとっても素朴な疑問となるでしょう。
また「いかない」と「いけない」の違いだけに着目して、「いけない」も適切と感じて使用するネイティブが多い理由を説明できます。
誤用はこういうところから広がると思います。
「うまくいかない」と同様に、ここでは「いかない」は客観の意味を持っています。
おっしゃるように「観察的な態度で みたときの結論的な事実をのべている」のですね。
昨日の私の考察は意味だけに着目したので、日本語学習者には理解しくにいものになりました。
構文や教え方に着目すると、おっしゃるようになると思います。
日本語学習者への説明の仕方の参考になりました。
ありがとうございました。http://blogs.yahoo.co.jp/mming55