(文書2 国会議員の皆様へ・要約)
「日本留学試験(EJU)」国内受験者激減。大学の留学生減少に拍車。
原因は、日本語学校への新規入学規制。
今すぐ入国を再開しても、回復までに数年かかる見込み。
外国人留学生の共通テストに相当する「日本留学試験(EJU)」は、国内受験者が8割を占め、そのほとんどが日本語学校の学生。
海外の受験者は2割しかいない。
大半が日本語学校を通して大学生になる。
ところがここ2年間新型コロナ禍で日本語学校の新規入学が規制されたため、国内受験者が激減した。
2019年11月の国内受験者は、21,507名(海外は5,905名)だったが、2021年同月試験は9,547名と半減。
春には、日本語学校の在籍者の大半が卒業し、在校生数がわずかとなる。このまま規制が続くと、来年6月の同試験の受験者は、これまでの10分の1になり、大学の重要な留学生受入れルートが崩壊し、将来の知日派が育つ環境がなくなる。
今すぐに日本語学校への入学が再開されても、入学後すぐには、受験できない。
大学受験レベルの日本語を習得するためには、最低でも1年~2年かかる。受験者数が回復(=大学の新入生数回復)するのは、数年後になる。
大学のグローバル化を進めるために一刻も早く、日本語学校(適正校)の新規入国を再開すべきである。